MUNI

2025/11/19 18:53


OVER SHOT COVERLETとは、
18〜19世紀のアメリカで家庭の織機を使って作られていた手織りの伝統的なファブリックです。

OVER SHOTとはコットンの経糸にウールの緯糸を“重ねて”模様を浮かび上がらせる独特の技法で、
星・花・幾何学などのフォークアート的な柄が特徴です。

19世紀後半、工業化によって大量生産の布が広がると、
家庭で織られるOVER SHOTは徐々に姿を消していきますが、
20世紀以降“アメリカン・フォークテキスタイル”として再評価されました。

現代では、アンティークとして数十年〜100年以上の時を経たOVER SHOTが市場にわずかに残るのみ。

同じ柄でも糸の太さや色の変化、
織り手の癖によって微妙に表情が異なり、
一点として同じものが存在しません。

まさに、長い時間を旅して生き残った
一枚のアートピースと言える存在です。

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